ルカが元気に4月22日で13才になりました!
妹分のローラちゃんも8才を迎え、里親T様手作りのさつまいもケーキに夢中。

いくつになってもお誕生日を迎えるのは嬉しいことですが、
ルカにとって今年のお誕生日は喜びもひとしおになりました。
というのも、3月中旬に肝臓の腫瘍を切除する大手術をしたからです。
2月中旬に、里親T様からルカの病状についてご連絡をいただきました。
健康管理の一環で受けたペットドックで肝臓に大きな腫瘍が見つかったのです。
ルカの体調には特に異変はなく、いつもどおり元気に過ごしていたので
里親様もたいへんなショックを受けていらっしゃいました。
すぐに、専門病院で血液検査と全身麻酔下でのCT精密検査を受けたところ、
肝臓の値が非常に高く、内側左葉に5センチ大の腫瘍が認められ、
薬物療法では改善できるものではない、という診断でした。
幸い手術適用範囲ではありましたが、肝臓の外側の腫瘍のように大きく結紮して取り切れる場所ではなく、
腫瘍の近くを機械で凝固してひとつずつ血管を出して止血しながらの大手術になるとのこと。
さらに、腫瘍が横隔膜と接しているため癒着があれば手術はさらに難しくなるとの見立て。
私もその報せを受け、とにかくルカの無事を願うばかりでしたが、
里親様のご心配、ご不安を思うと、自分の無力を痛感しました。
大手術ですし、リスクはゼロではありません。
里親様もかかりつけの先生にも相談しながら、どうすべきかを慎重に検討し、
手術を受けることを決断されました。
不安はありつつも、里親様も私もルカの生命力と運の強さをとにかく信じていました。
ルカは、私が預かった子のなかでもご縁を結ぶまでもっとも時間がかかった子です。
というのも、保護時から原因不明の重度の皮膚炎と背中の大きな脱毛、軽度の心雑などもあり、
投薬や定期的な診察などの医療処置に加え、こまめなシャンプーや皮膚ケアなど、健康課題がいくつもあったのです。
ルカの性格のよさはピカイチで、お顔も本当に可愛いのに、やはりハードルが高く、
運命の赤い糸であるT様に出会えるまで1年以上を有しました。
しかし、T様はそうした困難をすべて受け入れルカを迎えてくださったので
常日頃からルカの健康や体調管理に気を配り、お世話をされていらっしゃいました。
今回も特に体調に変化がなくても、ペットドックを受診したからこそ
手術ができる段階で肝臓の腫瘍が見つかったのだと思います。
大手術で輸血が必要になる可能性が高く、血液が病院のストックでは十分ではなかったため、
里親様ご自身がSNSで供血犬の募集をし、無事にルカの血液に適合する子を見つけ
来るべき手術に備えました。
切除した腫瘍は9㎝もの大きさではありましたが、幸い大きな出血もなく
事前の予想よりも肝臓を温存することができ、手術は無事に終わりました。
術後にT様が面会した際の写真や動画には、ルカの生き生きとした姿が見て取れ
本当にほっとしました。
術後の経過も驚くほど順調で、ルカのエネルギーの強さを感じました。
肝臓や炎症の値もすぐに改善を示し、先生やご近所の方々にも
手術前より元気になったのでは?と言われるくらいの絶好調だそう。
さらに、皮膚の状態もよくなったそうで嬉しいことづくめ。
手術を行った病院での術後の検査や診察は終了し、これからはかかりつけ医で
定期的なフォローアップをしていくことになりました。
これを機に、ルカと8才になりシニア期に入った妹分のローラちゃんの
フードの見直しもされたT様。
それも功を奏しているようで、私も早速教えていただきました。
現在緊急事態宣言下ですが、状況が落ち着いたら
さらにパワーアップした元気なルカに会いに行きたいと思っています。
ルカ、本当によかったね!再会の日を楽しみにしているよ!
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